田中成道の日記

田中成道の日々の日記です。

新たなトラウマ

トラウマというか16歳の時から見続けている悪夢があります。
ステージの上でライブが始まるのだが僕はその曲のコードがわからない。
何を弾いていいのか分からず汗が噴出し鼓動が大きくなってそのまま目が覚める。
つい最近この悪夢を打ち破るような夢を見た。

ステージ上で歌い手の弾くギターの手元の抑え方を見て頭の中でコードを変換しながら(カポをしていたので)鍵盤を弾いていた。
現実ではよくやっている事なので(本番ではごくたまにですが)
やっと無意識のほうに浸透していったのだと思う。
何年もかけて心の奥の何かが解けたような気がした。



今日新たな恐怖を感じた。

朝、目が覚め今日のライブに使うシンセ(このシンセにはドラム音源が入っていてリズムを鳴らしながらシンセを鳴らす事が出来る。)を鳴らしていた。
ら、
7セグディスプレイ(数字が二桁表示されるディスプレイ。写真では右下あたり)に謎の文字が…

操作が出来なくなった。何をしても反応しない。
気がつけばもう家を出なければいけない時間…
電源を切ってスイッチを入れなおすと一番先頭の音色が呼び出されていた。

ん?…へんだぞ…

どの音色にしても
ピー
としか鳴らない。
リズム音色にいたっては音さえ鳴らない。

へなへな…
これはいかん…
とりあえずシンセの説明書を持って家を飛び出す。

電車で説明書読んでるとどうやら音色を保存しておくためのバッテリーが切れてしまった可能性が高い。よく考えたらこのシンセ(ROLAND SH-32)を買ってもう8年くらいかな?
今から楽器屋に持って行ってもROLANDに送らないと電池交換出来ないだろうな。
今日のために作っていた音色はもう諦めたほうがいいな。
ていうか今日このシンセは使えるのか?という疑問。

ロケッツに着くなりオガサワラ君と隣のスタジオに入る。
直ぐにシンセを初期化。工場出荷状態に戻す。
そして音色をいじって保存してみると
あれ?
保存が出来る…良かった!音色は消えたがただのバグだったのかな?
音色は後回しに曲を合わせる。

そしてロケッツに移動し
他のバンドさんのリハの中、イヤホンをシンセに挿して音色を作り直す。


そして何とか自分達のリハまでに元の状態に戻せた…

ーーーーー今日の日記、ライブまで長いけど皆さん大丈夫ですか?!ーーーー


安心した僕はオガサワラ君と日本橋を歩く。

なんだかこんなノンビリした時間を過ごすのは久しぶりで
そしてオガサワラ君も最近忙しかったようで(いや、オガサワラ君のほうが大変だったろうな)
楽しかった。


そしてとてもお久しぶりな方に会う。

エレクトリックギュインズ初代ドラマーの安田拓生さん!
嬉しくて写真をパシャリ。
また今度ゆっくりと会いたいです。(お仕事中だったので)



あ、オガサワラ君、そっちは…

うそうそ、メイド喫茶には入っておりません。
中古CD屋さんやおもちゃ屋さんを見て歩きました。
残念ながら僕が行きたかったアストロゾンビーズというおもちゃ屋さんは無くなってましたが
フィギュアを見ているだけで癒されました。
オガサワラ君は聖闘士聖矢のフィギュアを見ていました(これは…!?とか一人で喋りながら見てました)。




そしてロケッツへ。


ASAYAKE01さんは前から噂をよく聞いていてちゃんと初めて聞きました。
えがった。
現代のブルースだ!
ギターの音も歌のリズムも心地良くて弾き語りのアーティストだけど
聞きながら揺れれる。素敵でした。


粒子さん。
出番前であんまり見れませんでしたが
難しいことはせず雰囲気やセンスで聞かせるバンドさんだと思いました。





ここでオガサワラヒロユキ×WONDER PIANOのライブ。


僕は興奮していた
前の「おっちゃんとなっちゃん」のイベントの時、北条真槻さんのバンドでベースを弾いていた森寺啓介(from FLYING REGISTER) さんが言っていた
「一緒にバンドを続けるとかそういう事じゃなく、今後のバンドとしての方向性が感じられるライブをしたい」
と言う言葉を思い出していた。
たぶん僕は今まで言葉として具体的には浮かばなかったが
サポートをするってそういう事なんだと
その言葉を聞いて思った。



だがしかし…

僕はライブの途中
衝撃で吹き飛ばされそうになっていた…
気がつくと
朝に戻っていた。
目の前のシンセを見ると
謎の文字がディスプレイに…


あああ


ここで僕は、何か悪い行いをしたのか思い当たるふしを考え始めた。
過去に戻り
僕が人を傷つけたであろう発言や
メール
思い返してみた。
ごめんなさい。

ステージの上。
目の前にはシンセ。シンセはどうしても鳴らない。

そしてオガサワラ君がコードを鳴らしている…
ここはシンセからリズムを鳴らして曲と曲を繋ぐところだったのだが
シンセはまた初期化しないと音は鳴らないようだ。


いったん中断し状況を話すとオガサワラ君はすぐに別の曲を一人で演奏してくれた。
その間にシンセを元に戻す。残念ながらイヤホンを取りに行くわけには行かず
4つ打ちだけ鳴らせるようになった。意外に冷静に対処出来たと思う。そしてオガサワラ君も四国に巡礼のライブに行ってるだけあって助かりました。ありがとう。

トラブルの対処も含め良いライブだったと思う。こう見えてとても楽しかった。
ラストナイトとか燻し銀になってきたのでは?とか。
またリベンジだけとは言わずそれなりに形にして行きたいなと思いました。


終わってからやっとダイナマイトうどんを食べる。

美味しい。

ロケッツの玄関にはこのダイナマイトうどんをLainyJGrooveの渡辺氏達が販売しており
そこにQuesaさんもいて
安らぎゾーンと化していてエネルギーをチャージ(消費?)しにちょくちょく行っていた。


そして
ときめきジャンボジャンボ!
もう
もう書く言葉が無いくらい良かった。
ひっさしぶりの刺激です。


そのあとタラチネ。
素晴らしいバンドです。
初めて見たのになんだか久しぶりな感じもしました。
シンセを弾く方のハイテンションな感じが
もう目が離せなくって新鮮でした。最初はアナログシンセ(KORG MS2000?)演奏から数種類のシェイカー演奏、
ディレイのエフェクタを繋いだ鍵盤ハーモニカに持ち替え
テンション絶頂時にはステージから降りてブレークダンス(バックスピン)、
最後の一曲でまさかのエレキギターをかきならす(そのために置いてあったのかエレキギター)(ちなみにボーカルさんはアコギ、ギターさんもいたので最後の曲はギター三本という事になります)。
ステージングに目を取られましたが曲もカッコよかったです。

最後は百景。
スリーピースのインストバンド
カッコよかった。ギターさんのリバースディレイが印象的ではまってました。
もう今日はインストバンドとかしたいって思ってしまった。

すごいイベントだった。寝れる気がしない…
明日から学生に戻ります。




それよりも最近の僕は動向がおかしいので頭をスッキリさせたい。
今日はライブ中のMCやツイッター
シンセの調子がおかしいからと言って
「このシンセを捨ててしまいたい」(勿論冗談ですが)
などと言ってしまって後悔している。
自分が至らない事を自分に責めれない自分に電気あんま2時間の刑に処したいところ
ですが
いったいどこで間違えたのか(オガサワラ君の曲SEVENTEENの歌詞より)
これからランニングなどを増やして思い出して行こうと思います。
大きくなりすぎたプログラムのように
どこまで戻ればいいのかさえ分からないのですが
頭をスッキリさせれば見えてくるかしら。

来月は西宮国際マラソンと石田洋介さんのツアーバックバンド、TateFujiのライブがあります。
シンセは早急に治療しないと。


そして最近学校の授業の内容が難しくなってきた。
考え事する癖(ライブの事考えていつもあーしよう、こーしようとワクワクしている)やめないと。


僕の脳も電池切れ。あぼーん
眠れないだろうけどおやすみなさい。