世界を見たのだ
お久しぶりです。
最近は気管支炎のため、おとなしく過ごしていました。
一度気管支炎になってしまうと90日は安静にしてないといけないらしいのですがジッとしてるのも辛いものです。
そんな日々の中、突然とあるプロジェクトに参加する事になりました。
大阪出身で世界で活躍される奥本亮さんの6月1日と2日の大阪のライブでのキーボードテクニシャンのお仕事です。
???
キーボードテック?
何をするの???
ドラムテックやギターテックなら馴染みがあるのですが
関西でキーボードテックなんてしてる人いるのかな?
YeYeのバンドスタジオの時にスタジオハナマウイにて宮さんやリッキーさんに聞いてみたりしたのだけどやはり関西ではあんまり馴染みがない役割なのでしょうか?
とりあえず想像してみるしかない。
そんなある日、亮さんから電話。
今から会って打ち合わせをしよう、との事。
そうだそうだ、直接教えてもらうのが一番手っ取り早い、
そんなこんなで打ち合わせ、
そのあと足りない機材などは僕の所持品などを使うことに。
僕の部屋に世界の亮さんが!
この日から刺激的な日々が続く事になります。
思えばなぜこのような展開になったのかと言いますと
やはりラリー小野寺さんからの繋がりなのです。
亡くなってからもまだまだ人を繋ぎ続ける人なのです。
ラリーさんはこの世にはいない、
なのにいつまでも人に語られ、人と人を繋ぐ存在としてこれからも何か大きな流れを作っていくような気がしてならない。
生前のラリーさんからはいつのまにか巻き込まれている事が多かった気がしますが
人を巻き込むのにはその人自身に魅力がないと出来ないと思います。
僕は僕で良い意味で人に巻き込まれる事が多い。僕はとても人に恵まれているなあ、て思います。
話がそれましたね。
話に戻ります。
奥本亮さんは(写真は33年前のキーボードマガジンの写真)
様々なアーティストと共演されています。
ナタリー・コールのツアーバンドやホワイトハウスでのライブ、
エリッククラプトンやフィル・コリンズ、アレサ・フランクリンなどとも共演されています。
自身のソロ活動とともに
ロサンジェルスのSPOCK'S BEARDのキーボーディストとしても活躍されています。
うう、これは器材知識がたくさんいるぞ…
今回はMacのソフトシンセから数音色を外部数台のキーボードにアサイン、レイヤーしたり、キーボード自体の音色も使ったり、ハモンドはレスリースピーカーとJCから出したり、フットコントローラーも沢山使います。
機材の知識、ソフトの知識、うううう、勉強不足で何度も悩みましたが
亮さんに聞けば何でも教えてくれるし、自分で調べれば自身の知識アップにつながるし、これは良い経験になる!
スタジオリハにも参加させていただきました。
間近で亮さんのプレイをずーーーっと見てました。
こんな状況って恵まれすぎてません?
今はyoutubeや動画で何でもネットで見れる世の中ですが
二次元と特定の周波帯から得られる情報よりも生で受けた刺激の方が
情報量が比べ物にならないほど大きいのです。
亮さんは出力を確認するために僕に簡単なバッキングを弾いて
と言い、
実際に亮さんを真似て弾いてみる…
…ん??
弾きにくい…簡単なコードバッキングのはずなのに…
その日帰って家で同じコードバッキングを弾いてみる。
やはり弾きにくい。
なんでだ。
なんでだ。
…ん??
弾く指を替えると簡単に弾ける。
僕と亮さんの弾き方、何が違うのかな。。。
分析すると使う指が違う。
なるほど!
僕はピアノ習ったことがなかったので演奏に使う指が限られていたようです。
薬指。
普段からこの指を全く使うことがなかったので、演奏に薬指が加わると力が入らず演奏どころでは無くなってしまうのです。
亮さんプレイを見ていて無意識に弾き方を真似てしまったようで
これがまた自分の弱点を気付く事につながったようです。
本当に得ることが多い。
そんなこんなでライブ当日。
瓢箪山WINGでのキーボードセット。
HAMMOND SK-1、KORG M3、後はYAMAHA電子ピアノ、コントロールキーボード2台、生ピアノのセット。
鍵盤は6台
フットコントローラーも6台。
キーボードもコードもスイッチもガッチガチに固定。
そしてライブが始まる…
SPOCK'S BEARDの曲から。
おっそろしくカッコいい!
ここが日本とかカラオケハウスだとかそんなの関係ないのです
ベストなセッティング、ベストな器材、そして最高のプレイヤーがいれば
そこは日常とかけ離れた世界になるのだと
僕は思った。
一番見たかったシーンの時、僕は鍵盤を下で支えてました☆
写真で見れてよかった☆ミ
Ryo Okumoto Projectバンドメンバー。
(泉尚也さん(B)奥本亮さん(Key)山口マリさん(Sax)田中宏昭さん(Dr))
すんごい演奏でしたよ。見てて興奮しました!ツーデイズ初日終了。
そして二日目芦原橋スタジオメイク。
超絶プレイ&パフォーマンス!
仕事している場合ではない。
今回のプロジェクトに誘ってくれた吉野孝さん!
そしてライブ終了!皆様お疲れ様でした。
これからもよろしくお願います。
亮さん!お疲れ様です!
もう数え切れないほど色んな事を教えてもらいました。
まだまだこれからもよろしくお願いします☆ミ
そんなこんなで一年の折り返し、
すんごい刺激的な日々を過ごしました。
また2013年後半も色々活動していきますよ。
ではまた!